楽天銀行でクロス取引をアプリで行う時の操作方法を解説しています。
楽天証券のアプリはこちら。
用語解説
その日の最初の取引。
楽天証券では前場は9時以降の最初の取引。後場は12時30分以降の最初の取引。
注文が通って取引が成立すること。
信用取引を現金や株券で返済すること。
信用取引で売り建てた(空売り)株に対して、証券会社へ手持ちの現物株を返済すること
つなぎ売りスケジュール
次のようなスケジュールで注文を成立させていきます。
(権利付最終日の日付等は証券会社のカレンダー等で確認してください)。

つなぎ売り手順
- ①寄付前一般信用売り注文
まず、一般信用売り注文で在庫を確保します。
- ①寄付前いちにち信用買い
売り注文の在庫が確保できたら、買い注文を出します。
手数料節約のため信用買いで注文します。 - 約定
一般信用売り注文・いちにち信用買い注文が約定します。
- ②約定後~15時30分現引注文(いちにち信用買い分)
いちにち信用買いの分を現物株にします。
いちにち信用買いの注文が確定した営業日中に行うことがポイントです。
これを忘れると高い手数料がかかるので、かならず営業日中に行います。これで、現物株を保有した状態になります。
現物株を保有したまま権利付き最終日を終えれば、株主優待の権利が手に入ります!
- ③権利付き最終日17時半以降現渡
権利付き最終日が過ぎたら、現渡注文で信用売りの株と現物保有の株を清算します。
では、実際のアプリ画面での注文方法です。
楽天証券アプリのつなぎ売り操作方法
【①寄付前】一般信用の売り注文
まず、一般信用の売り注文を行います。
操作方法
銘柄を検索し、注文→信用新規をタップします。
注文画面を下のようにセットします。

「注文」を押します。
注文ができているかの確認
「信用取引」の「注文照会」から確認します。
青字の「売建」注文が表示されていれば成功です。
【①寄付前】 いちにち信用買い注文
売り注文が通り在庫を確保できたら、買い注文を入れます。
操作方法
銘柄を選択し、注文→信用新規と進みます。
注文画面を下のようにセットします。

上記のとおり入力し、「注文する」ボタンを押します。
注文後の確認

信用売り、いちにち信用買いの注文を終えたところです。
寄付前にこの状態にセットしておき、約定を待ちます。
【②約定後~当日15時30分までに】現引注文
約定した日の15:30分までに「現引き注文」を忘れずに行います。

信用買いの状態になっている建玉を、「現物買い」状態にします。
営業日中に「現引注文」をしないと3,000円の手数料が発生してしまうので、忘れずに行います!
操作方法
信用取引の「注文照会」→「建玉一覧」と進みます。
「建玉一覧」画面で左のバーが赤くなっている「買建」をタップし、「現引注文」をタップします。
これで「現引注文」は終わりです。
注文後の確認
注文直後の画面です。

「信用取引」の「信用建玉一覧」 から「買建」が消えていることを確認します。
この状態にしておいたら、あとは権利付き最終日まで放置です。
【③権利付最終日の17:30以降】現渡
権利付き最終日の17:30以降、信用売りの株と現物株を清算する=現渡注文を行います。
操作方法
信用取引の「注文照会」から「現渡注文」を選択。
注文画面は下のように設定します。

これで、つなぎ売りの全工程が終了しました!
注文後の確認
注文照会をタップし、注文状況が「執行待ち」となっているかを確認します。
つなぎ売り約定確認
現渡注文を夜のうちに出しておいたら、翌朝7:30に約定していました。

あとは、優待が届くのを待つだけです♪
【参考】私の注文スケジュール
在庫が沢山ある株で貸株料を節約しながら注文するなら、こんなスケジュールになります。

といっても人気のある株は権利付き最終日の前日まで残っていることなんてまずないので、貸株料はかかりますがもっと前の段階で(1か月以上前に終えていることも…)③の「現引」まで終わらせておきます。