シンセサイザーのJUNO-DSで、ピッチ(=音程)が徐々に変化するサイレンのような音色を作る方法です。
元になる音色はこれ。
この音を、鍵盤を押しっぱなしにするとサイレンのような音色が出るように設定します。
LFOの設定方法
では、設定方法です。
音色を選んだら、「MENU」ボタンを押し、「PATCH EDIT」を選択して音色編集画面にします。
Key Trigger をONにする
Key TriggerがOFFになっていたらONにします。
JUNO-DSではLFOを2種類設定できます。今回はLFO2の設定をいじります。
音色によっては、LFOをいじるとその音色の特色が失われる場合があります。LFOの2つのうちOFFになっている方があれば、そちらをいじるようにしましょう。
波形をBD-Uに設定
BD-Uの波形は、下のグラフを見てわかる通りだんだんと上がっていくようになっています。
が、この状態で音を出しても音程は変わりません。
このグラフが何の要素(音量、音程など)のグラフにするかというのを自分で設定していきます。
Pitch Depthを設定
Pitch Depthの数値をいじってみます。
数値を「+」にして音を鳴らしてみると、音程が上がっていくのがわかると思います。
「ー」にすると音程は下がっていきます。
Pitch Depthの数値を変えることで、どれぐらい音程を変えるか決めることができます。
+50にすると、これぐらいの上がり具合になります。
その他のパラメータでカスタマイズ
- ピッチをもっと早い段階で上げたい
- 音程はあまり変えなくていい
- 鍵盤を押してちょっと経ってから音が変わるようにしたい
などのカスタマイズは、このパラメーターで設定しましょう。
Rate
波形の周期を決めます。数値を上げると周期が早くなり、音程が早く上がるようになります。
Offset
波形がどこから始まるかです。
数値を上げると波形が始まるy軸の位置が高くなり、音程が高い位置から始まるようになります。
Delay Time
鍵盤を押してからLFOが効き始めるまでの時間です。
数値を上げると、鍵盤を押してからLFOの効果がかかるまでに時間がかかるようになります。
色々いじってみて目的の音が出せるまでトライアンドエラーです。
参考書
JUNO-DSをはじめ、シンセサイザーで音色作りをしたいなら本で基礎から勉強するのが早いです!
好みの音が簡単に作れるようになりますよ♪
ちなみに・・・
上の本は普通に買うと2000円程度しますが、AmazonのサービスKindle Unlimitedで読み放題に入っています。
この本一冊で元が取れてしまうので、入っていない方は是非に。
私は知らずに購入して損したので…