Excelもスプレッドシートも使わずに監視したい株の銘柄コードから株価を一気に取得する方法です。

なぜNumbersを使うのか
GoogleスプレッドシートやExcelでスクレイピングすれば早いのですが、以下の理由で使っていません。
- Googleスプレッドシート→大量にスクレイピングすると時間がかかる
- Excel→持っていない
他の方法を探っていたところiPhone、Macアプリの「Numbers」で「株価」を取得できるとても簡単な機能がありました!
この方法で取得できる株価はリアルタイムではなく、前営業日の終値となります。
使う場面が限定されるかもしれませんが、私のように優待目的で日々のトレードをしない人にとってはスマホでも簡単に監視銘柄一覧を確認できるのでとても便利だと思います。
使い方
セルを選択→挿入→株価で入力される
使い方はとっても簡単です。
Macで操作する場合です。
セルを選択し、挿入→「株価」を選びます。

企業名またはコードを入力します。

ファーストリテイリングの銘柄コード「9983」を入力してみました。
Appleらしく全世界に対応しているため、東京証券取引所以外にも世界中の取引所から同じ銘柄コードを探してきます。

東京証券取引所の.Tを選びます。
属性を選ぶ
デフォルトで属性が「取引値」(前営業日の取引終了時点のデータ)が選択されているので、株価を入力したい場合はこれで終了です。

その他の属性はこんな感じです。

セルに株価が表示される
表示されました!

iPhone,iPad版Numbersの操作方法です。
セルを選択し、「セル」→「株価」をタップ
株価を入力するセルを選び、右下の「セル」、「株価」とタップしていきます。
銘柄コードを入力した場合は全世界取引所の銘柄が候補に上がるので、「東証」の銘柄をタップします。
続いて表示させたいデータ(ここでは「取引値」)を選んで「完了」をタップします。
取引値が入力された
これで取引値がセルに入りました!
銘柄コードのセルを参照して株価などを表示する
銘柄コードを参照して株価を取得します←こちらがメインです。
数式を入力する
A列に銘柄コードが入っている場合、下記のように入力します。
Excel等とは違い、=(イコール)は不要です。

入力されました
B4からC7セルに数式をコピーして貼り付けると、値が入力されました。


残念ながら銘柄名はアルファベット表記になってしまいます・・・。
A列に入っている銘柄コードの銘柄名をB列に、株価をC列に入力する際の方法です。
B2セルを選択し、=(イコール)をタップします。
数式を入力します。
打ち込んでいる途中で予測変換されてしまうと思うので、下記画像のようになれば良いです。
これで完成です!
他のセルに数式をコピーするには
他のセルに数式をコピーする方法です。
コピーしたいセル(複数あればドラッグで複数選択)を選択し、「コピー」をタップします。

コピー先のセル(複数セルの場合は複数)を選択し「数式をペースト」をタップします。

できました!

留意事項
Numbersも万能ではないので、いくつか不便な点もあります。
銘柄名がアルファベット表記になってしまう
この記事で紹介した方法で入力すると銘柄名がアルファベットになってしまいます。
オプションなどが見当たらないので、日本語に直す方法が不明です。

名証には対応していない
名古屋証券取引所単独上場銘柄のコード、銘柄名を入れてもデータが出力されません。
例:岐阜造園(1438)は出てきませんでした。

福岡証券取引所、札幌証券取引所の銘柄には対応しているようです。
リアルタイム株価には対応していない
冒頭でも述べたとおり、取引値として取得できるのは前営業日の終値です。
デイトレ用としては不向きですね。
